こんにちは、そらです。
自己啓発本では、よく以下のようなことが言われています。
- ポジティブで行動的であろう
- 何事にも積極的になろう
たしかに積極的になるのは事実として大切なことです。
しかし、多くの自己啓発本に書かれている内容は内向型の人にとって受け入れがたい部分もあります。
そこで今回は、
- 内向型のせいで生きづらさを感じている
- 自分が外向型か内向型か分からない
- 内向型の活かし方が分からない
といった悩みを解決できる本を紹介します。
この本を読むと以下のメリットがあります。
- 内向型の特性について知ることができる
- 内向型の活かし方を知ることができる
ボク自身も内向型で、内向型である故に職場での働きづらさを感じていました。
その頃に退職勧奨を受けたのですが、この本を読むことで内向型であることの良さを感じ、内向型を活かす生き方について考えるきっかけになりました。
悩んでいる方には、救いの一冊になるかと思います。
3分ほどで読めるので、是非ご一読ください。
コンテンツ
「内向型のすごい力」の著者プロフィール
著者名
スーザン・ケイン
著者の経歴
- ハーバードロースクール卒業
- 全米ミリオンセラー作家
- TED再生回数1000万回以上
その他の作品
- 内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力
- 静かな力
※静かな力は10代・学生向けの内容になっています。
「内向型のすごい力」を読んで大切だと感じたポイントを3つに絞って紹介
ここからは実際に読んだボク自身の体験も踏まえ、大切だと感じたポイントを3つに絞り紹介します。
内向型は劣っていない
内向型はマルチタスクが苦手です。
また多くの場合社交的でないことが多いため、ビジネスや恋愛の面でも外向型に比べて不利と思われています。
しかし、内向型には内向型の良さがあります。
- 創造性に富む
- 深く物事を観察できる
- 慎重に判断することができる
著書の中では、著名な建築家や数学者、科学者、エンジニア、作家など各分野で大きく貢献した人々に性格検査や問題解決実験を実施した結果について書かれています。
研究の結果得られたもっとも興味深い発見のひとつは、すばらしい創造性に飛んだ人々は落ち着いた内向型だという点で、のちの研究でも同じ結果が得られた。彼らは人間関係を維持するのが上手だが、「特別に社交的だったり、積極的に人間関係を築こうとしたりする性格ではなかった」。かれらは自分自身について、じりつしていて個人主義だと表現していた。そして、多くの人が10代の頃には内気で孤独だったという。
また内向型の用心深い特性について、
複雑な意思決定を必要とするギャンブル・ゲームでもよりよい結果をあげた。(勝率が低いとおもわれるとき、彼らはリスクを冒すことを嫌い、勝率が高いとおもわれるとき、リスクを冒す傾向が比較的高かった)。投資銀行のトレーダー64人を対象にした別の研究では、パフォーマンスがもっとも高いトレーダーたちは感情的に安定している内向型が多かった。
という結果が書かれています。
人によっては、慎重すぎることや、積極的になりきれない部分をネガティブに感じているかもしれません。
しかし、内向型の特性を知り、捉え方を変えると長所で有ることに気がつけると思います。
内向型が気をつけること
内向型が気をつけることは、無理に外向型のように振る舞わないことです。
内向型でも外向的に振る舞うことはできます。
興味関心があり、情熱が持てることに関しては、外向性を発揮することが可能です。
また、必要性を感じたために、自然と外向的に振る舞う能力培ってきている方もいると思います。
しかし許容量は決まっているため、許容値を超えると健康を崩す可能性も。
ボクの場合は少人数でのコミュニケーションや、少数のタスクに集中することは苦しいとは感じません。
しかし、仕事の増加に合わせて、多人数とコミュニケーションを取る必要が出たり、タスクが増えたりしてきたときはかなり消耗しました。
血便が出てしまったこともあります。
ここまで至るケースは少ないかもしれませんが、注意は必要だなと感じています。
内向型を活かすためには
内向型が良さを活かすためには、興味や関心に素直になることです。
とはいえ、相手に望まれると応えようとしてしまうんですよね。
外向型の規範に順応して生きてきた内向型は、自分の好みを無視することが当たり前になってしまっていて、いざ自分の進むべき道や仕事を決めるとなると、非常に難しくなったりする。
応えたい気持ち自体は素晴らしいものです。
しかし、自分の考えではなく、周りに合わせて行動しているとボクのように体調を崩す可能性もあります。
本当にやりたいと思うことを見つけ、そこに本気で取り組むことが大切かと思います。
そのためには、下の2つのポイントを心がけるのがいいと感じました。
- 周囲に流されず自分を信じること
- いつも自分らしくいること
まとめ
「苦しい」と感じながら仕事に取り組んでいた頃に「内向型のすごい力」を読み始め、内向型について深く知ることができました。
それまでは先輩や同僚と同じように社交的になる努力もしていましたが、いまは内向型の特性を活かせば生きていけそうだなと思えています。
本としては長いかもしれません。(内向型の人は読書好きも多いと感じるため、ボクの内向的特性の心配性が出ているかもしれませんが。笑)
しかし、その分非常に濃い内容になっているため、内向型の性格で仕事や恋愛など普段の生活がうまくいっていないという方は是非読んでみてください。
おまけ
ボクは読書をするときには基本的にキンドルで読んでいます。
本を読む人あるあるだと思いますが、紙で買っているとどうしても部屋が本でいっぱいになりがちなんですよね。。
その点、キンドルならコンパクトに収められるので便利です。
また、物を少なくすることでシンプルに生活をすることができ、深く物事を考えられる環境作りにも役立っていると感じています。
内向型の特性にぴったりなので、こちらもオススメです(*´∀`*)