生徒56期のそらです。
この記事では、
- 高等工科学校へ入校を考えている方
- 家族の方
へ向けて、ボク自身が高等工科学校で生活する中で得られたモノ、コトを紹介していきます。
目次
高等工科学校の生活で得られたモノ
高等工科学校で得られたものは大きく4つあります
- 兄弟との絆
- 一般的な学校では得られない経験
- 筋肉
- 手当
兄弟が増える
正確には同期ですが、ボクにとっては家族、兄弟の様な存在でした。
というのも、高等工科学校では
- 食事
- 勉強
- 訓練
- 風呂
- 説教
を3年間共にするからです。
普通の高校だと、お昼のタイミングは一緒でも、朝ごはんや夕ごはんのタイミングは違いますよね?
また、同級生と風呂へ行くということもなかなかありません。たぶん。
高等工科学校では毎日同期と食事へ行き、風呂に入り、同じ部屋で寝ます。
ずっと一緒にいるので、ある意味では家族以上の存在です。
永遠のベッドバディ
ベッドバディとは、
ベッドメイクをするときのパートナーのことです。
ベッドメイクは毎日夕方に行うのですが、その際に2人1組で協力して行っていました。
ベッドバディは1年間、一緒にベッドメイクをしたり2人1組で行動したりするので、自然と絆も深まります。
300人超いる中でたった1人のベッドバディなので、ボクの中でも特別な存在です。
一般教育の他に防衛基礎学も学びます
高等工科学校での教育は
- 一般教育
国語、数学、英語、理科、社会といった一般的な教科 - 専門教育
技術陸曹となるための電子機械工学や情報工学 - 防衛基礎学
自衛隊員としての基礎的な教育
と3つに分けられます。
特に貴重だったと感じられるものは防衛基礎学ですね。
座学では自衛隊について学ぶほか、2年生になると銃を貸与され、実際に戦闘訓練や射撃訓練も行っていきます。
射撃訓練では実弾を使用するので銃の扱いには本当に気を使わなければなりません。
銃は攻撃する手段ですから、銃の重みが意味するところを考える。といった点でとても貴重な体験をさせて頂きました。
筋肉に対する常識の変化
基本的にみんな腹筋が割れていたので、腹筋は割れていて当たり前という感覚になりましたね。
カヌー部は毎日懸垂300回やっていたり、重りを付けていたり、みんなホントにすごかったです。今でもすごいけど 笑
あと、教官(一般教育をしてくれる先生)や職員(生徒の親代わりとなる区隊長や班長)の体力も凄まじかったですね。
体操部の教官は背中には鬼の貌がありましたし。
体力的な部分でも尊敬できることがたくさんありました。
高等工科学校で鍛えられたベースがあるので、身体を健康的に保つ意識が持てていますね。
お金の話も少しします
高等工科学校ではお金の面でかなり優遇されています。
学費が無料!
学校と付いてるので進学かと思われるかもしれませんが、就職になります。
そのため学費は一切かかりません。
衣食住が無料!
基本的な衣食住にお金はかかりません!
下着や私服は自分の出費となりますが、
- 制服、作業服、ジャージ
- 食費
- 家賃
といったものは現物支給となります。
お菓子を買ったり、私服を買うにはもちろん自分のお財布から出す必要があります。
手当がでる!
出費がないどころか、逆に毎月10万円弱(手取りだと8万円程)の手当を頂けます。
先にも書いたように、進学ではなく就職だからです。
頂いた手当のうちいくらかは貯金し、残りは部費や毎月のお小遣いとして使うことができます。
金銭出納帳(家計簿のようなもの)の記入が必須であり、職員からの点検もあるのでやたらめたらにお金を使うことはありません。
まとめ
高等工科学校での3年間の生活は、時にはつらく、厳しいものでしたが、一方で得るものも本当に沢山ありました。
地元の高校へ行かなかった事により得られなかった経験(彼女と一緒に下校するとか)もありますが、高等工科学校でしか得られない経験もあります。
一般的な高校生ではできない経験、体験をさせて頂いたことには本当に感謝するばかりです。
何かを得るためには何かを捨てなければ行けない事があるかもしれません。
後悔のないように、よく考えて頂けたらと思います。
この記事が誰かの参考になっていたらうれしいです(*^^*)
そんな感じかな
おしまいっ
コメントを残す